無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

気の流れと卦④

月の周期と人体の気が相応する事のしめしかたにおいて、最後は1日の周期(太陽の出没、地球の自転)となります。

 

昔は十二時辰として、二時間単位で十二支を配当することで表現していましたが、現在では二十四時間表記になっています。

 

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時間の推移による、自然の(陽)気の流れは十二支で基準が示せますが、人体は昔と異なり、個人の生活サイクルによって違います。

 

自然の気の流れと、各個人の覚醒時間(陽気)、入眠時間(陰気)のリズム、そして自然の気の流れとの関係性によってそれぞれ現れ方が違うのです。

 

つまり、これらの基準から外れるところが問題となり、

 

1番は自然の気の流れと入眠、覚醒時間が一致する事です。

 

 

 

 

 

気の流れと卦②

60年や1年の気の流れが、大まかに把握できると、後は細かな部分を表現しているだけです。


384に分かれても、元は1つの気。


例えば、1ヶ月であれば平均30日です。


この30日の間の気の流れは、


震卦のイメージとしては三日月。気が生まれ(庚)、


兌卦のイメージとして上弦の月。気が増え(丁)、


乾卦のイメージとして満月。気が満ちます。(甲)


ここまでが15日間。で息と呼ばれます。


16日目からは消と呼ばれ気が減っていく期間であり、


巽卦のイメージとして、月がかけ始めます(辛)。


艮卦のイメージとして、下弦の月(丙)。


最後は坤のイメージとして、月が消えたように見えにくい状態になります(乙)。


平均30日としていますので、実際には微調整が必要ですが、この約30日周期の月の満ち欠けと、人体の気の消息(流れと膨張収縮)が同期している事を示しています。


そして、十干の中の六干と八卦の中の六卦を組み合わせてそれを示しています。








気の流れと卦①

六十四卦は、八卦を上下に組み合わせた構造となってます。


そして、上を外、下を内とも考えます。


つまり、膨張は上卦に現れ、外にも現れている状態。収斂、蓄積は下卦に現れ内にも現れている状態です。


呼吸と身体の膨張、収縮がイメージ(感情)に先導されて変化する様を六十四種に分けているとも考えられます。

60と64

易を学んで行くと、64は六十四卦として理解できます。1つの事象を広げて考えていくと、2→4→8→64と数が増えるに従って、表現力が増します。



しかし、易では50を宇宙を現す数(占筮)としたり、人の一生を60年で一周期とするのはなぜなのか?


これは、基本となる材料は64ありますが、これを組み合わせて1つの周期にする際には、2の乗数で考えるよりも、五行を使った方がよりハッキリと区別できるからだと考えています。


ダイナミックに見た方が総体と一部の関係性が分かりやすいので、60と言う数字にまとめています。5×10で考えたり、5×12で考えたりしているのです。


実際には、60の場合、15が一小単位として考え、15が4つ重なると一大単位とすると言う事です。4は四象で現すと生長老死です。


人生で考えると60年ですが、1年で考えると、60×6。実際には60.875で、60.875×6で365.25日が1年となります。


1年の中も60日と言う単位が季節の変化を現し、また15が一単位と考えると、1年に二十四節の気が流れ、また1ヶ月は30日で月の一単位でありながら、1つの季節の前半、或いは後半を表しています。


更に突き詰めていく事で、人の1日の気の流れの加減と、自然の気の流れの加減との交流として、ある人の気にその矛盾がないかを測る基準としています。

五行と八卦

五行は、あらゆる人に理解しやすく使いやすく考えられた東洋的な…東アジア的な思考法です。


易では、象(イメージ)、理と数が必要と書いていたのは、この数によってどのような大きさで、どこを中心(太極)として見ているのかが変わるからです。


そして、太極を設定する為には始めと終わりを作る事で、順番(時間による推移)が絡んできます。


五行はデジタルに割り切った、四象をうまく使うためのものであり、八卦、六十四卦等細分化できるところを簡便にしただけですので、ダイナミックな見方でしかありません。


当然、八卦をしっかり理解した上で、五行を考えるとデジタルに割り切れない部分以上のものが見えてきます。






六十四卦⑧

56番目は、巽為風。風が吹いている状態をあらわしています。風に従って、流れるままに行動した方が良いとき。

 

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57番目は、兌為沢。沢が続いている状態をあらわしています。仲間が切磋琢磨し、向上して喜ぶ時を示しています。

 

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58番目は、風水渙。風が水面を吹きすさび、水しぶきが散っている状態をあらわしています。散り散りになる事を示しています。

 

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59番目は、水沢節。沢が水で一杯になっている状態をあらわしています。節度を見極める時期にきていることを示しています。

 

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60番目は、風沢中孚。沢の水面に風が丁度良く流れている状態をあらわしています。

単なる水ではなく、沢の上を吹くことで道理に適った真実の動きをする時を示しています。

 

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62番目は、雷山小過。山上で雷鳴が起こる状態をあらわしています。少しやり過ぎる事、消極的な行いが良い時であるのを示しています。

 

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63番目は、水火既済。水が火の上にあり、上下が相交している状態をあらわしています。完成していること、将来の難事をあらかじめ防ぐ時である事を示しています。

 

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64番目は、火水未済。火が水の上にあり、自然の道理から外れていることをあらわしています。適材適所が適わず、位置が反対になっている事を示しています。

 

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風と沢、肝と肺は左右をダイナミックに表現しています。六十四卦の最後は、直前で完成し、また未完成となる変化をあらわす易らしい終わり方をしています。