無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

儵と忽

荘子 応帝王編に書かれているお話です。僕はこのお話をこういう風に(今は)解釈しています。儵(しゅく)も忽(こつ)も時間が短い事をあらわしている漢字です。慌てていたり、短い時間で混沌としたものを1つの見方でしか区切らなければ、混沌はなくなるけ…

宿星と性命⑥

前回提示した宿星は、自分の宿星と前述したものは違います。 厳密に言うと、書によって異なります。 節月を基準にしているのか、暦月を基準にしているのか それとも、時代によって暦を変えた時期があるので、その加減かは未だ分かっていません。 しかし、言…

宿星と性命⑥

前回提示した宿星は、自分の宿星と前述したものは違います。 厳密に言うと、書によって異なります。 節月を基準にしているのか、暦月を基準にしているのか それとも、時代によって暦を変えた時期があるので、その加減かは未だ分かっていません。 しかし、言…

宿性と性命⑤

生まれ出てくる年月日時によって与えられたエネルギーは、その人の一生の中でも同様の流れで起こります。 論語では、志を15歳から6つに区切り、 子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲、不踰矩。 東洋…

宿星と性命④

具体的に自分の宿星、性命を考えてみます。 生年は己酉 陰土と陰金 生月は辛未 陰水と陽土 生日は乙未 陰金と陽土 とだとすると 宿星は、女宿(木性) 陰と土の傾向が強く、祖父母の代を引き継ぎ、親の代からは恩恵と天刑どちらも受けています。 女宿の性と…

宿星と性命③

図にするとこのような感じで、 乾坤(祖父母或いは混沌とした様々な霊・気)からの歴史を受け継ぎ、 震巽(父母・兄姉)からの精華を受け取り、 坎離(自分・配偶者)の気で命の原型を作り、 兌艮(子孫・将来設計)を建てて生まれる。 自分から見れば受け…

宿星と性命②

この宿星は、自分が生まれた日で決まります。 生まれた日は、 60年サイクルの傾向としてまとめられ、どのような歴史の下に生まれたのか 1年の何月に生まれたのかで、太陽と月からどのような気をもらったのか 1ヶ月中の何日に生まれたのかで、月の満ち欠…

宿星と性命①

八卦、天干、地支、十二宮、二十七宿(二十八)等と、その相生相剋関係に関する知識が必要ですが、 人間の生死を太極として捉える為に、宿星と性命についての私見を綴っていきます。 宿星とは、人が生まれた時に月がどの位置にあったかを、360°ある三次…

気の流れと卦のまとめ

東洋的な気の流れと易との関係は、身近なものでは、十二月辰(12星座)、二十四節気、太陰暦(月の満ち欠け)で表現され、細かくなると二十八宿、七十二侯であらわされます。十二月辰とは、十二支を12ヶ月に配当した星座のようなもの。1日もこの十二支…

気の流れと卦④

月の周期と人体の気が相応する事のしめしかたにおいて、最後は1日の周期(太陽の出没、地球の自転)となります。 昔は十二時辰として、二時間単位で十二支を配当することで表現していましたが、現在では二十四時間表記になっています。 時間の推移による、…

気の流れと卦③

①、②を図で書いてみました。

気の流れと卦②

60年や1年の気の流れが、大まかに把握できると、後は細かな部分を表現しているだけです。384に分かれても、元は1つの気。例えば、1ヶ月であれば平均30日です。この30日の間の気の流れは、震卦のイメージとしては三日月。気が生まれ(庚)、兌卦…

気の流れと卦①

六十四卦は、八卦を上下に組み合わせた構造となってます。そして、上を外、下を内とも考えます。つまり、膨張は上卦に現れ、外にも現れている状態。収斂、蓄積は下卦に現れ内にも現れている状態です。呼吸と身体の膨張、収縮がイメージ(感情)に先導されて…

60と64

易を学んで行くと、64は六十四卦として理解できます。1つの事象を広げて考えていくと、2→4→8→64と数が増えるに従って、表現力が増します。しかし、易では50を宇宙を現す数(占筮)としたり、人の一生を60年で一周期とするのはなぜなのか?これは…

五行と八卦

五行は、あらゆる人に理解しやすく使いやすく考えられた東洋的な…東アジア的な思考法です。易では、象(イメージ)、理と数が必要と書いていたのは、この数によってどのような大きさで、どこを中心(太極)として見ているのかが変わるからです。そして、太極…

六十四卦⑧

56番目は、巽為風。風が吹いている状態をあらわしています。風に従って、流れるままに行動した方が良いとき。 57番目は、兌為沢。沢が続いている状態をあらわしています。仲間が切磋琢磨し、向上して喜ぶ時を示しています。 58番目は、風水渙。風が水…

六十四卦⑦

49番目は、沢火革。火が下から水を変化させて新しいエネルギーを生成している状態をあらわしています。変化、改革には最適な時期があり、その時を逃がさずに行えば良い結果に終わる事を示しています。 50番目は、火風鼎。木に火が着いて燃え上がり、風と…

六十四卦⑥

41番目は、山沢損。山のふもとに沢がある状態をあらわしています。大きな山(志)を遂げるためには小さな欲望(沢)を顧みないようにするとことが大切です。小さな損をしてでも大きな得を取る時期です。 42番目は、風雷益。風が吹き、雷がなっているさま…

六十四卦⑤

33番目は、天山遯。天が山を覆っている状態をあらわしています。天は山の成長を邪魔しないように少しずつ退く事が大事だと示しています。 34番目は、雷天大壮。天の上で雷がなっている様をあらわしています。目上の人への礼儀に注意する必要があります。…

六十四卦④

25番目は、天雷无妄。天に雷鳴が轟くように、自然の動きがその摂理に従って、 活発に動いている状態をあらわしています。 無心で、道に従う必要があることを示しています。 26番目は、山天大畜。山の中に天の大きなエネルギーを蓄えている状態です。 貯…

六十四卦③

17番目は、沢雷随。雷の後にその気が沢に残っている状態をあらわします。 気の流れに付き従えば良いことを示しています。 18番目は、山風蠱。山の下に風が吹いている状態をあらわしています。 蠱という字は、皿の上に虫が乗っている事から 腐る事も示し…

六十四卦②

9番目は、風天小畜。天に風が吹き、雨が降り始めようとしているものの、まだ降っていない状況をあらわしています。降るのであれば西から降ります。始まる前の小休止といった状況をあらわす卦です。 10番目は、天沢履。上には天、下には沢と上下がはっきり…

六十四卦①

八卦を上下に重ねる事で、六十四種の現象を表現できます。 八卦で、基本的な自然現象を表現できる為、東洋医学では八卦まで理解していれば十分かも知れません。 中央を中心として、八方向に分けて物事を理解する八卦を更に一方向を八つに分けます。 全てを紹…

周天②

小周天を修練していくと、大周天になります。小周天は仁脈、督脈を意識的に動かしながら、それが集約されて無意識に衝脈を流れるイメージとなります。大周天は、無意識の為突然感じる現象と考える方が良く、上・中・下丹田の奥に熱が走るような感覚がふいに…

周天①

黄道とは地球に描いた、太陽や月、十二星座の軌道の基準イメージの事ですが、南北を子午線と呼ぶように、これは卯酉線となります。子午線が縦を示せば、点を線として表現した事になり、卯酉線を示せば線を面として表現しています。つまり、子午と卯酉の関係…

東洋的な観点から観た身体④

起床時の五臓の働きについて少し書いたので更に深めてみます。睡眠時の活動の中心は衝脈です。無意識下で主に働くのがこの脈で、体内を百会から尾骨まで心胆が働きます。起床時も多少は働いていますが、起床すると任脈と督脈が主に働きます。その為、顔面・…

東洋的な観点から観た身体③

さて、腎は作強の官と言う解釈について。僕はこのような運動や意識、呼吸を通して感じたのは、 人は目が醒めるだけで肝気が上がります。目が覚めてすぐ、横になっているのにめまいがするような場合、肝胆の異常と捉えています。 違う角度から見ると、寝てい…

東洋的な観点から観た身体②

周天とは、一般的な表現を使うと、地球の空間上に想定した太陽や月、十二星座などのルート(黄道)を通る事です。 人体ではこれを任脈と督脈に当て、その経脈上を呼吸と運動と意識を通して流していく事を導引術や気功法では小周天と呼びます。 そして小周天…

東洋的な観点から観た身体①

心(七情・感情)、技(漢方、鍼灸の理論と実際)は、金澤先生、稻垣先生にお任せして、東洋的な身体観について書いてみます。単純に矮小化して考えると、任脈(正中全面)は呼吸を主とし、督脈(正中後面)は運動を主としています。では、一元三岐の中心と…

導引・按蹻

ここからは、名前が違うだけで馴染みの深い治療法となります。 治療法というか、養生法、セルフケアという分類の方が良いかも知れません。 導引は簡単に言うと、呼吸法です。運動、体操を合わせて行う呼吸法と静かに端座、或いは立って行う方法など色々あり…