無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

水沢節 

水沢節 [陽陽陰陰陽陰]は、上が水、下が沢という卦。 卦辞は、「節、亨。苦節不可貞。」(句読点は私説) つまり、節があっても通じる(極而変、変而通、通而久)と無端如環(如環無端)する。 但し、苦節であればそれはその節(太極)の中に納まるか、そ…

老子道徳経第五十二章詳解(5)

圭表と観象台 圭表とは、太陽が真南に来た時に太陽の影の長さを測る道具です。 最も長くなる時が夏至、最も短くなる時が冬至となります。 図 授時暦に記載されている圭表機 観象台とは、ここでは現在一般的になっている天文観測や日照観測の天文台ではなく、…

老子道徳経第五十二詳解(4)

玄同八宮六十四卦とは、 老子道徳経から周易の空間と時間を考えたものですが、基本は陶寺観象台から観られる太陽の位置と長さ、京氏易伝、邵雍の皇極経世書から作られています。 マニアックになりすぎると分かりにくくなる為、簡単に書くと、 一般的に知られ…

老子道徳経第五十二章詳解(3)

夏至が最も古く観測された節気であり、坤は四象としては乾坤坎離という四象の観点でみて、乾(北)、坤(南)、坎(西)、離(東)となりますが、 六十四卦に配当すると、この四象にはそれぞれ16卦が入ります。 玄同八宮六十四卦という考え方を用いると、 …

老子道徳経第五十二章詳解(2)

観象台での基本は、 夏至、秋分、冬至、春分を四象として、 夏至は雷風恒 [陰陽陽陽陰陰] 秋分は水火既済 [陽陰陽陰陽陰] 冬至は山沢損 [陽陽陰陰陰陽] 春分は天地否 [陽陽陽陰陰陰] を配当します。 これは、説卦伝の雷風相博、水火不相射、 山沢通…

老子道徳第五十二章詳解(1)

古代農耕の為の日照時間の計測には圭表を用いて、日陰の位置で測っていたと言われています。 しかし、夏王朝では圭表と並んで観象台から日の出が観られる位置を13柱のどこに来るかで判断する方法もあったそうです。 この老子道徳第五十二章に書かれている…

老子道徳経第五十二章

読み下し文 天下に初めありて、以て天下の母と為すべし。 既にその母を得れば、以てその子を知る。既にその子を知り、またその母を守らば、身を没(お)うるまで殆(あや)うからず。その兌(あな)を塞(ふさ)ぎ、その門を閉ざせば、終身勤(つか)れず。その兌を開…

儵と忽

荘子 応帝王編に書かれているお話です。僕はこのお話をこういう風に(今は)解釈しています。儵(しゅく)も忽(こつ)も時間が短い事をあらわしている漢字です。慌てていたり、短い時間で混沌としたものを1つの見方でしか区切らなければ、混沌はなくなるけ…

宿星と性命⑥

前回提示した宿星は、自分の宿星と前述したものは違います。 厳密に言うと、書によって異なります。 節月を基準にしているのか、暦月を基準にしているのか それとも、時代によって暦を変えた時期があるので、その加減かは未だ分かっていません。 しかし、言…

宿性と性命⑤

生まれ出てくる年月日時によって与えられたエネルギーは、その人の一生の中でも同様の流れで起こります。 論語では、志を15歳から6つに区切り、 子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲、不踰矩。 東洋…

宿星と性命④

具体的に自分の宿星、性命を考えてみます。 生年は己酉 陰土と陰金 生月は辛未 陰水と陽土 生日は乙未 陰金と陽土 とだとすると 宿星は、女宿(木性) 陰と土の傾向が強く、祖父母の代を引き継ぎ、親の代からは恩恵と天刑どちらも受けています。 女宿の性と…

宿星と性命③

図にするとこのような感じで、 乾坤(祖父母或いは混沌とした様々な霊・気)からの歴史を受け継ぎ、 震巽(父母・兄姉)からの精華を受け取り、 坎離(自分・配偶者)の気で命の原型を作り、 兌艮(子孫・将来設計)を建てて生まれる。 自分から見れば受け…

宿星と性命②

この宿星は、自分が生まれた日で決まります。 生まれた日は、 60年サイクルの傾向としてまとめられ、どのような歴史の下に生まれたのか 1年の何月に生まれたのかで、太陽と月からどのような気をもらったのか 1ヶ月中の何日に生まれたのかで、月の満ち欠…

宿星と性命①

八卦、天干、地支、十二宮、二十七宿(二十八)等と、その相生相剋関係に関する知識が必要ですが、 人間の生死を太極として捉える為に、宿星と性命についての私見を綴っていきます。 宿星とは、人が生まれた時に月がどの位置にあったかを、360°ある三次…

気の流れと卦のまとめ

東洋的な気の流れと易との関係は、身近なものでは、十二月辰(12星座)、二十四節気、太陰暦(月の満ち欠け)で表現され、細かくなると二十八宿、七十二侯であらわされます。十二月辰とは、十二支を12ヶ月に配当した星座のようなもの。1日もこの十二支…

気の流れと卦④

月の周期と人体の気が相応する事のしめしかたにおいて、最後は1日の周期(太陽の出没、地球の自転)となります。 昔は十二時辰として、二時間単位で十二支を配当することで表現していましたが、現在では二十四時間表記になっています。 時間の推移による、…

気の流れと卦③

①、②を図で書いてみました。

気の流れと卦②

60年や1年の気の流れが、大まかに把握できると、後は細かな部分を表現しているだけです。384に分かれても、元は1つの気。例えば、1ヶ月であれば平均30日です。この30日の間の気の流れは、震卦のイメージとしては三日月。気が生まれ(庚)、兌卦…

気の流れと卦①

六十四卦は、八卦を上下に組み合わせた構造となってます。そして、上を外、下を内とも考えます。つまり、膨張は上卦に現れ、外にも現れている状態。収斂、蓄積は下卦に現れ内にも現れている状態です。呼吸と身体の膨張、収縮がイメージ(感情)に先導されて…

60と64

易を学んで行くと、64は六十四卦として理解できます。1つの事象を広げて考えていくと、2→4→8→64と数が増えるに従って、表現力が増します。しかし、易では50を宇宙を現す数(占筮)としたり、人の一生を60年で一周期とするのはなぜなのか?これは…

五行と八卦

五行は、あらゆる人に理解しやすく使いやすく考えられた東洋的な…東アジア的な思考法です。易では、象(イメージ)、理と数が必要と書いていたのは、この数によってどのような大きさで、どこを中心(太極)として見ているのかが変わるからです。そして、太極…

六十四卦⑧

56番目は、巽為風。風が吹いている状態をあらわしています。風に従って、流れるままに行動した方が良いとき。 57番目は、兌為沢。沢が続いている状態をあらわしています。仲間が切磋琢磨し、向上して喜ぶ時を示しています。 58番目は、風水渙。風が水…

六十四卦⑦

49番目は、沢火革。火が下から水を変化させて新しいエネルギーを生成している状態をあらわしています。変化、改革には最適な時期があり、その時を逃がさずに行えば良い結果に終わる事を示しています。 50番目は、火風鼎。木に火が着いて燃え上がり、風と…

六十四卦⑥

41番目は、山沢損。山のふもとに沢がある状態をあらわしています。大きな山(志)を遂げるためには小さな欲望(沢)を顧みないようにするとことが大切です。小さな損をしてでも大きな得を取る時期です。 42番目は、風雷益。風が吹き、雷がなっているさま…

六十四卦⑤

33番目は、天山遯。天が山を覆っている状態をあらわしています。天は山の成長を邪魔しないように少しずつ退く事が大事だと示しています。 34番目は、雷天大壮。天の上で雷がなっている様をあらわしています。目上の人への礼儀に注意する必要があります。…

六十四卦④

25番目は、天雷无妄。天に雷鳴が轟くように、自然の動きがその摂理に従って、 活発に動いている状態をあらわしています。 無心で、道に従う必要があることを示しています。 26番目は、山天大畜。山の中に天の大きなエネルギーを蓄えている状態です。 貯…

六十四卦③

17番目は、沢雷随。雷の後にその気が沢に残っている状態をあらわします。 気の流れに付き従えば良いことを示しています。 18番目は、山風蠱。山の下に風が吹いている状態をあらわしています。 蠱という字は、皿の上に虫が乗っている事から 腐る事も示し…

六十四卦②

9番目は、風天小畜。天に風が吹き、雨が降り始めようとしているものの、まだ降っていない状況をあらわしています。降るのであれば西から降ります。始まる前の小休止といった状況をあらわす卦です。 10番目は、天沢履。上には天、下には沢と上下がはっきり…

六十四卦①

八卦を上下に重ねる事で、六十四種の現象を表現できます。 八卦で、基本的な自然現象を表現できる為、東洋医学では八卦まで理解していれば十分かも知れません。 中央を中心として、八方向に分けて物事を理解する八卦を更に一方向を八つに分けます。 全てを紹…

周天②

小周天を修練していくと、大周天になります。小周天は仁脈、督脈を意識的に動かしながら、それが集約されて無意識に衝脈を流れるイメージとなります。大周天は、無意識の為突然感じる現象と考える方が良く、上・中・下丹田の奥に熱が走るような感覚がふいに…