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無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

易学と東洋医学③

一の会

    易は全ての物事を小さい範囲でも大きな範囲でもどんな角度から見ても理解する事ができる規則を教えてくれます。

 
    何にでも応用できなければ易とは言えませんが、何にでも応用できると言いながら規則があると言うこと自体が、ある見方の範囲を限定している事(太極を作っている)に注意しておく必要があります。この時点で無極ではなく太極を示しています。
 
    そこには前回記したような流れがあり、その流れは輪のように循環し、元に戻っても見方が違うだけで同じもの(太極)を見ています。
 
   例えば、1日。
 
   朝で始まり夜に終わります。こう表現すると、太極陰陽で見た見方です。
 
   午前、正午、午後、深夜も1日です。こう表現すると、四象での見方となります。
 
   早朝、朝、午前、昼前、正午、午後、夕方、夜とすれば太陽を基準として考えた1日で、八卦で示しています。
 
  同じものでも、区切り方によって見えてくるもの、見たいものが変わります。
 
  東洋医学にもう少し落とし込んで考えてみると、元気を3つに分けて衝・任・督とし、
 前方(呼吸・清気)、中間(穀気)、後方(運動・元気)を示しています。これは、更に上中下に分ける事で三焦とし、1人の人を立体的に表現しています。また、他の五つの脈を想定して、奇経八脈として違う角度でも表現しています。
 
   太極(1)を陰陽両儀(2)に分ける事で、軸となる衝脈を浮き彫りにして、太極陰陽(3)で人体の状況を把握しようとしています。
 
  これは、老子が言う「一生二、二生三、三生万物」にも繋がります。発展して繋がり、元に戻る、循環性と可逆性を備えた易の大綱です。
 
  このように、イメージと易の規則(易理)と数が一致する事も易にとっては大切で、それが東洋医学の根底に流れています。