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無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

八卦と九宮

一の会 八卦

   東洋医学の基礎としての概念は、この八卦・九宮で一旦区切られます。

 

   なぜなら、六十四卦、三百八十四爻まで考えるとなると具体化しすぎて、本質の表現が困難になるからです。

 

  この八卦・九宮は、易の数から観ると、

 

1(太極)→2(両儀)→4(四象)→8(八卦)と言う流れですが、

 

老子が語ったと言われる道徳経では、

1が2を生み、2が3を生み、3が万物を生むと書かれています。

 

太極と言う1から両儀と言う2に派生するところまでは同じですが、四象を4種に分類したイメージではなく、太極から八卦までのカテゴリーの順番としての3として位置づけると、3になって基本イメージが確立すると考えられ、八卦で万物のあらゆる事柄や状況まで表現できると言うように考えられます。

 

同じものを見ていても数字が変わる事に注意する必要がありますね。

 

   この八卦は、陽を表現する為の四角形の中を区切って考えると、四正四偶(縦横の十字が四正、中央と斜めが四偶)から構成され、デジタルな四正(四象)にアナログな四偶(しぐう)を四隅に加えたものですので、1対1の見方だけでなく、絡み合い、流れて循環する事を示しています。

 

   陰を表現する為の丸形の中を区切って考えると、いわゆる陰陽太極図となりますが、陽の形で表現するとサイコロのような六面体となり、陰の形で表現すると螺旋状に捻れて伸びる棒のような円柱となります。

 

    あらゆる物事は変化し続け、循環しており、その最終形態を一旦八卦として表現しているのです。そして、四象では上下左右だけでしたが、八卦ではこれに前後、もしくは斜めが加わり、九宮は上下左右の間に中央を置いて、そこを中心に観ています。

 

   八卦は、陰陽を3つ重ねる事によって構成され、乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)と言う、8つの漢字で表現されています。

 

  人体では、離(心)、坎(腎)、震(肝)、巽(肝・心)、坤(脾)、兌(肺)、乾(肺・腎)、艮(脾・腎)

 

と考えると、それぞれの特性、イメージ、数を揃える事ができ、東洋医学の基礎理論の1つを構成するものとなります。