読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

四象と五行

四象とは、四種の属性とそれに伴うイメージをあらわしたものです。

 

そして、五行はこのデジタルなイメージを中央から見る為のシステムとして、古代確立された偉大な考え方です。

 

方向では、四象は北、東、南、西。

                    五行では中央が加わります。

 

季節では、四象は冬、春、夏、秋。

                    五行では長夏が加わります。

 

人体の絶え間なく動くシステムとして、

上下の陰陽が心腎、左右の陰陽が肝肺。

                   つまり四象は腎、肝、心、肺。

                   五行では脾が加わります。

 

と、言うのが一番イメージしやすいでしょう。

 

四象は属性を区別する為の象徴として、それをどこから見るかと言う、実用性を備えたのが五行と言うわけです。

 

太極と無極、両儀の関係性のように、四象も両儀、五行と連なりあっています。

 

鍼灸では、人体の前と後で変わりますが、

 

先ずは上下左右と考えておくと良いのではないでしょうか。

 

上の代表は顏で、望診で観察する部分です。

 

下の代表はお腹で、腹診で観察する部分です。

 

左右は、様々な見方がありますが、幾つか挙げておくと、

 

顔の左右としての、仙骨(前頭骨の隆起部)、眉、目、頬骨、顎、耳など。

 

肩(肩ぐう、缺盆)、股関節(環跳、次りょう)、両腕、両足など。

 

若干不明瞭なこの左右にどのような意味があるのかは易を知っていると簡単に分かります。

 

  基本は下から左、上、右と順番に流れていく為、左右の状態をつぶさに見ていけば時間経過や未来予測、その場所にある意味を考察する為に用いる事ができます。

 

  但し、左が現在なら右が未来という単純な分析では正確性に欠けますので、あくまでも最初の指標としての左右という概念です。

 

  そして、ここでも太極として、陽を見る場合は上、南が基準となるので右回りですが、陰を見る場合は、北が基準となり逆転しますので注意が必要です。

 

  この四象は、八卦の中で考えると、四正と呼ばれますが、四正と言う表現をすると、前後(或いは上下)左右にデジタルに四分割しましたよ、と言う意味を持っています。

 

  つまり、まだまだ大まかに分類をしただけで、四象で見えているのは象(イメージ)ですと言っているのです。

 

  鍼灸ではアナログで人体の有様を観たいので、更に八卦・九宮に落とし込む必要があります。