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無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

坎為水 

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坎は陰爻二つに陽爻が挟まれた形をしています。 

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この形を90度回して、陰爻を斜めにすると、「水」という漢字になります。

 

水という漢字の語源とも考えられる「坎」という卦。

 

全体としては、水という冷たくて、動きのないものです。

 

これが流れる様を描写したのが、中央の陽爻です。

 

人体では腎を示していますが、二つの腎臓という陰の間に元気が流れている事を示しているのでしょう。

 

水というのは、占筮でも、観相でも余り良い卦ではありませんが、東洋医学でも病理では良くない状態です。

 

東洋医学の生理では、先天の元気として扱われています。

 

そして、「天一水を生ず」と言われ、五行や八卦の形として、始めに来るのは水です。

 

昔の書物も、水や冬から書き始められ、暦も冬至から始まり、十二支を配当した十二月でも、子月(ねづき)が11月なのは、この水をあらわしています。

 

坎為水には、危険、落とし穴という意味があり、苦難があっても誠の心を貫けば達成でき、思い切って行動すれば大きな成果となって賞賛されると考えられています。

 

流れとしては、

 

1、深い穴の底に落ち、抜けだす道が分からない状態。

 

2、穴に落ちて危険な状態。なかなか抜け出せないけれど、一生懸命努力すれば、抜け出す道が少し開ける。

 

3、どうやっても穴があり、止まっても深い穴に落ちる。何をしても無駄。時が来るのを待つしかない。

 

4、酒と備えものを質素な器に入れてそっと差し出す事で、最終的には穴から抜け出せる。

 

5、水が溜まって穴の縁に達する事で、浮き上れば抜け出せる。

 

6、太い縄で縛られ、いばらに囲まれた牢獄に閉じ込められる。

三年間は出られない。

 

三爻、四爻、五爻には問題解決の糸口が多少ありますが、苦難の道には変わりません。