無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

離為火 

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坎と対をなす卦が離です。

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坎が水をイメージしたものであったように、離は火をイメージしたものです。

陽爻二つに挟まれた陰爻。ろうそくの芯と火をイメージしてもらうとわかりやすいのではないでしょうか?

 

この坎離は水火と考えられ、六十四卦の最後にも、水火既済(すいかきせい)、火水未済(かすいびせい)という卦があり、ここから東洋医学の心腎相交、心腎不交という表現が生まれています。

 

離為火は、易経では知恵に明るい、太陽などを意味しています。この卦には、正しい道を守っていれば気は通る、従順さを持って行動する事で良い結果が得られるという事を示しています。

 

その流れは、

 

1、まだ知恵も暗く、空も暗いので、つまづく可能性があるほど足元が危ない。慎重に事を行えば問題はない。

 

2、太陽が黄金のように輝き、大変良い。

 

3、日が西に傾くように、人生にも夕暮れ時が訪れる。心が喜ぶ事を存分に行って楽しむほうが良い。それができなければ、いたずらに老衰を嘆く事になり、良くない方へ行ってしまう。

 

4、突然やってきて、焼かれて、殺され、捨てられる。

 

5、涙が止まらないほど流れ、傷つき、憂い嘆く。今は危ない時だという事を理解して、慎めば良い方向へ向かう。

 

6、決定的な場面で、正道から行動し、結果を得る。大きな成果は出るが、些事には気にしない。このような寛大さがあれば、のちに問題が起こる事はない。

 

突然四爻、五爻で悪い状態になるのは、乾為天の上爻と同様、

一時として同じ状態はなく、良い状態が極まれば悪い状態に転化する可能性をいつもはらんでいる事を、小さな事でも人生でも常に考えておく必要がある事を教えてくれています。