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無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

祝由②

具体的に色んな方面から見てみます。

 
一般的には、宣伝も一つの祝由術です。
 
自分の治療法を伝えると言う事は、先ずこの治療法の枠組み(太極)に入る可能性がある患者を引き寄せ、同一空間に入れています。
 
宣伝は、広告だけでなく、権威や知識の披露もその範疇に入ります。
 
チェックポイントとしては、共感・同調を誘導し自分の空間に入れるようにコントロールすることです。
 
診察が始まると、主訴から様々な問診事項を聞いていきますが、患者の無意識に原因を問う事は、祝由(病の原因を告げる)ですね。
 
施術者が自分のペースに持っていけない、自分の空間を作れない、しゃべれない状態で施術だけして、そうでない通常の施術の場合とどのくらい効果に差異があるか比べてみてください。
 
まぁ、そんな不誠実な事をできる治療家はいないでしょうから、治療し始めの頃や治療は効果を得ているはずなのに、今一つ患者さんの反応が悪い時を思い出してください。
 
きっとその時の心持ちと今では自信のあらわれの違いが見えるでしょう。
 
これも施術を行う前に調えておくべき事です。
 
言い換えると、心がなくても技で人心を惑わす事ができ、人をその空間に入れさえすれば、心身をコントロールできる可能性が高くなります。
 
怪しい商法でもよく使われる手ですね。
この辺の区別が難しい為、又人間が言葉を使い始めてから自然に熟成されているテクニックである為に相手とその技術力によって効果に大きな差違が出る事が祝由の短所とも言えます。
 
見えない心神の気を動かす際に、不安定要素が高いものですが、空間に入れば抜群の威力を発揮するのが、祝由だと考えています。