無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

東洋的な観点から観た身体③

さて、腎は作強の官と言う解釈について。


僕はこのような運動や意識、呼吸を通して感じたのは、


  人は目が醒めるだけで肝気が上がります。目が覚めてすぐ、横になっているのにめまいがするような場合、肝胆の異常と捉えています。


  違う角度から見ると、寝ている時には目は閉じているものですが、耳はまだ機能しています。


  生命の始まりも天一水を生ずと言われるように、先ず二足歩行する為には、効率よく骨格を立て、極力筋肉を使わない動かし方が東洋的な身体操作の基本となります。


  立つ角度が、真っ直ぐではありません。


  垂直ではなく、鉛直に立つ事で地球の地軸に対して、又地球の重力に対して極力抵抗を下げるのです。


  この立ち方をすると、物が上に来ても筋肉で支えるより重いものが持てます。


  しかし、少し重くなると人間は既存の意識を手放すことができず、無駄な筋肉を使ってしまいます。  


  この人間が生活で得る、無駄な筋肉の使い方を修正できれば、骨を載せているだけの状態が如何に楽かが分かります。


  つまり、骨の強度を高める事が、人間の物理的な運動能力を高める基本となります。


  筋肉は東洋医学では、将軍と言われていますが、将軍が効率よく陣形を整えれば、鍛えていた軍隊が最大限の武功をあげられるのです。


  筋力を抜くほど、力が出る。


  バランスを崩せば動きになります。


  これが作強の官を端的に体現し、理解する端緒となると思っています。