無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

東洋的な観点から観た身体④

起床時の五臓の働きについて少し書いたので更に深めてみます。


睡眠時の活動の中心は衝脈です。


無意識下で主に働くのがこの脈で、体内を百会から尾骨まで心胆が働きます。起床時も多少は働いていますが、起床すると任脈と督脈が主に働きます。


その為、顔面・頭蓋に焦点を当てると、子午線(正中線)と卯酉線(水平線)では、子午線が主、卯酉線が従として働いていますが、無意識と顕在意識の主従関係が逆転(陰陽転化)すると卯酉線が主として働き始めます。


これは、CSFの影響による頭蓋、顔面の膨張収縮比率、時間を比較すると面白い論文が東西両面からかけるかもしれません。


卯酉線の先端には側頭骨があり、耳の穴が出口となっています。


その為、顕在意識が主体として働き始めると耳の感覚(側頭骨の機能群)も働き始めます。


次いでその中心に位置する鼻が機能し始めます。


そして、口が機能し、舌が機能し、最後に目が機能します。


体感から古典に落とし込むと、無意識下では垂直な正中線主体のエネルギーが、顕在意識では、水平線のエネルギー主体となります。


当然ながら、垂直線が動力源ですので、なくなるわけではありません。


喩えて言うなら、ガソリンを入れたエンジンのピストンが垂直線でアイドリング状態。


走り出せば、様々なトランスミッションとシャフトを経由して、横軸に伝え、回転運動に転化しています。


まぁ、個人的な体感と古典の記載を照らし合わせているだけですので、違う意見があっても面白いと思います。


また、五竅(ごきょう、5つの穴)と五色を合わせて考えると、腎陰・肝陰が不足して肝・心の陽気が暴走している(実)場合は、頬骨が赤くなりますが、色で表現されるのは子午線と卯酉線の十字の真ん中に出て、その後耳にまで到達する事が多いように感じます。

内眥(目頭)→頬骨→耳と肝・心の熱の微甚を測る事ができる古典の応用の1つだと感じています。