無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

六十四卦⑥

41番目は、山沢損。山のふもとに沢がある状態をあらわしています。大きな山(志)を遂げるためには小さな欲望(沢)を顧みないようにするとことが大切です。小さな損をしてでも大きな得を取る時期です。


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42番目は、風雷益。風が吹き、雷がなっているさまをあらわしています。風や雷のように迅速に、得られるものは得て、間違いはすぐに正せば得られるものが多い事を示しています。


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43番目は、沢天夬。沢が天に上っていく様をあらわしています。地盤を固めた上で志をもって事に当たれば、その時の決断がうまくいく、また決行する時期である事を示しています。


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44番目は、天風姤。天の下に風が吹き渡っている様をあらわしています。情報や噂など、物事の拡散が速く広い時期であり、女性の力が強いことを示しています。


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45番目は、沢地萃。地面の上に沢の水が溢れている事をあらわしています。使う為の気が集まり、使う準備ができている状態です。


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46番目は、地風升。地面の下から風が巻き起こり始めている状態をあらわしています。

下地はできているので、この風を育てて上昇していく時期にある事を示しています。


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47番目は、沢水困。沢にあるはずの水が分かれている事をあらわしています。本来あるべきところにあるものがない為、困難を極め、活路を見いだすのが大変な事を示しています。


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48番目は、水風井。木の枝先、端々にまで水の潤いが与えられている状態をあらわしています。得られるもの、与えるもの共にありますが、伝える道具、理解する道具が悪ければ得られず、伝えられない事に注意が必要です。


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東洋医学的な見方では、肺、呼吸の有様を表現しているとも考えられます。


山沢損は大腸と肺の相交。糟粕(便)が上に詰まって、下に降りていないので呼吸が浅くなっているが、出さえすれば清気を一杯吸える状態。損する事があっても我慢する時。


風雷益は肝と胆と肺の相交。得られると将軍が判断すれば吸気を使って得、要らないと判断すれば、呼気を使って捨てる…等。


基本に慣れたら、応用すると更に身近なものになります。