無端如環

東洋医学を始めとして、色々な事について書いていきます。

老子道徳経第五十二章詳解(5)

圭表と観象台

 

圭表とは、太陽が真南に来た時に太陽の影の長さを測る道具です。

 

最も長くなる時が夏至、最も短くなる時が冬至となります。

 

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授時暦に記載されている圭表機

 

観象台とは、ここでは現在一般的になっている天文観測や日照観測の天文台ではなく、道徳経が著される以前の夏王朝時代に使われているとされる、陶寺観象台の事を指しています。

 

この陶寺観象台は紀元前2000〜2500年前の堯の都と考えられているもので圭表の一種ではありますが、日の出の位置を計測することで四時(四季)を決めるものです。

 

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陶寺観象台1

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陶寺観象台2

 

つまり、圭表の影で計測する場合は影の長さだけになりますが、観象台は柱の間から差し込む光を観測する事で長さと同時に何番目の柱と何番目の柱の間にあるかで陰陽の推移を正確に計ろうとしており、これに準じて64卦の順番を考えていたのが老子やそれ以前の観測法、そして玄同64卦ではないかと言う事です。